2017年08月27日

かもめ亭11.03環境【ラヴァル】解説

最近は大会を開いてみたり、ミニゲームを考えたりしてました。
Fordです。

炎属性リンクが来たら本気出す気はあります。


曲は良かった……。



■かもめ亭26〜Re:call〜
「かもめ亭26」という、2011年3月環境のオフ会で【ラヴァル】を使って優勝してきました。

過去環境といっても、一部ルールが当時と異なる「かもめ亭11.03環境」です。
具体的には、11.03当時の禁止制限+カードプールに加えて、
・先攻ドロー無し
・マスタールール3および現行のエラッタ適用(《ライトロード・ハンター ライコウ》など)
の2点です。特に前者は先攻の安定性が落ちるため、デッキ選択を揺るがすほど大きな変化となります。
よりイメージを掴みたい方は、帝さんの記事を是非お読み下さい。



■11.03ラヴァル構築
【ラヴァル】が環境に食い込み始めたのは「DUEL TERMINAL −星の騎士団 セイクリッド!!−」の発売以降です。
このセットで得た最大の強化が《炎熱伝導場》です。『デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送る。』というシンプルなテキストながら、「ラヴァルモンスターを墓地に送る→《真炎の爆発》で呼び出す」というラヴァルデッキの基本的な動きを確立しました。
ですが、11.03当時は伝導場が存在していないため「ラヴァルモンスターを墓地に送る」アクションに難が生じます。
伝導場リリース前は【ラヴァル】が環境デッキとして成立しなかったことからも、非常な痛手であることが分かるかと思います。
(補足すると《カードカー・D》《ラヴァルバル・チェイン》《焔征竜−ブラスター》あたりも登場していません)
そういった背景を踏まえて、今回使用したデッキがこちら↓

モンスター(18枚)
冥府の使者ゴーズ
ラヴァル炎樹海の妖女
ラヴァル炎湖畔の淑女×2枚
ラヴァル炎火山の侍女×3枚
ラヴァルの炎車回し×3枚
ラヴァルのマグマ砲兵×2枚
ラヴァル・キャノン×3枚
フレムベル・ヘルドッグ×3枚

魔法(12枚)
封印の黄金櫃×3枚
増援
真炎の爆発×3枚
月の書
ハリケーン
サイクロン×2枚
おろかな埋葬

罠(10枚)
奈落の落とし穴×2枚
神の宣告
神の警告×2枚
激流葬
炎塵爆発×3枚
異次元からの帰還

エクストラデッキ
A・O・J カタストル
A・O・J ディサイシブ・アームズ
TG ハイパー・ライブラリアン
アームズ・エイド
インヴェルズ・ローチ
エンシェント・ゴッド・フレムベル
スクラップ・ドラゴン
スターダスト・ドラゴン
ブラック・ローズ・ドラゴン
ラヴァル・ステライド
ラヴァル・ツインスレイヤー
ラヴァルバル・ドラグーン
ラヴァルバル・ドラゴン
氷結界の龍 トリシューラ
氷結界の龍 ブリューナク

サイドデッキ
D.D.クロウ×2枚
N・グラン・モール
ブラック・ホール
ライオウ×3枚
ライトロード・ハンター ライコウ×3枚
禁じられた聖杯
御前試合×3枚
聖なるバリア −ミラーフォース−

伝導場込みのラヴァルは、基本的には伝導→爆発という動きを実直に遂行するデッキです。
それが不可能となる今回、「罠を構えてビートダウンしながらラヴァルの攻め手を使っていく」構築にしました。
そのプランを支えるのが《フレムベル・ヘルドッグ》と《炎塵爆発》の2枚です。

《フレムベル・ヘルドッグ》
1900という高打点を持つ《真炎の爆発》対応モンスターです。
下級モンスターを軒並み屠りながらビートダウン可能なステータスは、墓地準備が整うまで盤面が薄くなりがちなラヴァルの弱点をフォローしています。
相手がマッチ2戦目から墓地対策を増やして除去を薄くした場合、ヘルドッグと罠だけで勝利できる試合すら存在するほどです。サイドデッキの投入率が高い《ライオウ》とも相打ちを取れます。
効果も強力で、《ラヴァル炎樹海の妖女》を呼び《ラヴァルバル・ドラグーン》をシンクロ召喚することで、伝導場並の墓地肥やしが可能です。
ラヴァルネームを持たないので《炎塵爆発》で除外されず《真炎の爆発》で即時蘇生が出来る点や、《王宮の弾圧》を回避して戦線を伸ばせるのもポイントです。

《炎塵爆発》
「対象を取らない複数枚破壊」を叩き込む、11.03最強の罠です。
バック全体除去が大嵐や羽根箒ではなく《ハリケーン》であるため、(ジャンド以外の)どのデッキでも罠の採用枚数が多いうえに複数枚伏せてくるので、1:多交換が容易に決まります。決勝戦では2本目・3本目ともに炎塵で1:5くらいの交換を決めて勝利の目を摘み取りました。
また、炎塵の後押しによってオーバーアクションが許容されるのも大きなポイントです。
どういうことかというと、
1,「ラヴァルの非チューナー」+「ラヴァルのチューナー」でシンクロ(自分△1)
2,シンクロモンスターを罠で除去される(相手△1,自分△1)
ここまでのカード消費は、自分が2枚・相手が1枚で損をしています。
ですが、このあとに炎塵を発動すると、1:2交換が成立してアドバンテージが拮抗状態に戻ります。除去されたシンクロがラヴァルモンスターであれば、炎塵で1:3交換となりなんと得をします。
簡単な例としては《封印の黄金櫃》で《ラヴァル炎樹海の妖女》を除外し《ラヴァル・キャノン》で特殊召喚、という動きです。
2枚のカードを消費する、相手が多伏せしている状況ではリスクの高いプレイですが、除去されても《炎塵爆発》を即時叩き込めるとなれば話は別です。
墓地リソースを1枚で空にしてしまうため、採用枚数は迷っていたのですが、この計算に気付き思い切って3枚投入としました。


以下、その他のカードをピックアップして解説していきます。

《ラヴァルの炎車回し》
伝導場の登場前から存在していた、被戦闘破壊時に《炎熱伝導場》を打ってくれるモンスターです。
いくら過去環境といっても《氷結界の龍 トリシューラ》や《イビリチュア・メロウガイスト》が飛んでくるので、発動条件はあまりにも不安定です。
ヘルドッグからのルートだけではどうしても墓地肥やしが安定せず、かといって他に有用なカードも見つからず、泣く泣く採用に至りました。
とはいえ【六武衆】【HERO】などのビートダウンデッキ相手にはライフを守りながら墓地を肥やせる堅実さがあり、《UFOタートル》の採用まで検討していました。

《冥府の使者ゴーズ》
《神の宣告》《神の警告》《異次元からの帰還》とライフコストが嵩みますが、1枚で戦線を維持できる強靭さを優先しました。
墓地リソースがない序盤は《炎塵爆発》も手札で寝かせておくことが多く、初ターンで伏せられるカードが実は少ないため、割と登場機会があります。
【六武衆】相手の勝率が高くないので、メインから耐性が付くのも良い点です。
ただ、中盤戦以降で引き込んで手札で腐ってしまうシーンはあり、採用継続は悩み所です。

《封印の黄金櫃》
最後まで採用するか迷ったカードです。
今回構築では安定した墓地肥やしに戦闘経由が必要となり《真炎の爆発》を加えてもそれほど安定して打てません。適当な罠カードと入れ替えてビートダウン色を強めても良かったかもしれませんが、調整時間の短さも相俟って今回は残したままとしました。結果的に、櫃キャノンで勝利に貢献した試合が3本ありました。
正着手かは怪しいですが、墓地を肥やせる目が薄い状況下では、櫃は手札にあっても打たずにキャノンを待つことが少なくありませんでした。決勝戦2本目では初手に黄金櫃3枚握って絶望し掛けましたが、2枚で《ハリケーン》《ラヴァル・キャノン》を回収してからの3枚目でラヴァルチューナーを除外し、決め札となりました。
ちなみに《強欲で謙虚な壺》の不採用は、《カードカー・D》《真炎の爆発》《炎熱伝導場》がある頃に比べて、加えて嬉しい(すぐ使える)カードが少なく、1ターン動けないデメリットに見合わないためです。

《異次元からの帰還》
採用を迷ったカード・その2です。
《真炎の爆発》並のパワーはあるものの、いかんせん罠という遅さ、墓地肥やし→更に除外の1アクションが必要となる点が気にかかりました。
奈落激流宣告警告炎塵以上の防御札や、帰還以上の展開札も思いつかず、今回は採用続行としました。
《大嵐》が存在しないので思った以上に除去されづらく、2回ほど帰還で試合を決めています。


エクストラデッキは割愛します。
調整過程を含めて最も使っていないのは《アームズ・エイド》ですが、《ラヴァルの炎車回し》やサイドカードのモンスターをシンクロ素材に還元したいときに役立ちます。
以下、サイドデッキです。


《D.D.クロウ》×2枚
【ジャンド】【ドラグニティ】などのメタ。【アライブ剣闘獣】にも入れます。
直前まで3本だったところ、クイックジャンドやアラ剣を意識して、1本を《エフェクト・ヴェーラー》に差し替えました。(その後《禁じられた聖杯》に変更)

《N・グラン・モール》
《真六武衆−シエン》や、【カラクリ】が出す《ナチュル・ビースト》《ナチュル・パルキオン》を突破します。

《ブラック・ホール》
同じく《真六武衆−シエン》のメタとして考えています。《炎塵爆発》がフリーチェーンなので、重ねて打てれば有用です。
全体除去ゆえ、1キルをかまされる頻度が低いメタ外中堅デッキにも順当に効きます。

《ライオウ》×3枚
2本目以降《D.D.クロウ》などの墓地対策カードを増やされる傾向にあるので、軸をずらして戦えるようにしました。
直接アドは生まないものの、【ジャンド】【代行天使】【ガジェット】【TG】などの行動を阻害し、時間稼ぎに貢献します。

《ライトロード・ハンター ライコウ》×3枚
エラッタによって超強化されました。
対象を取らなくなっただけでなく、効果解決時に破壊するかどうかを決めるので《スターダスト・ドラゴン》や《六尺瓊勾玉》をすり抜けます。
【六武衆】【HERO】【旋風BF】など、ビートダウンデッキ全般に対して投入します。おまけの墓地肥やしも《炎塵爆発》の補助など、結構良い仕事をしてくれます。

《禁じられた聖杯》
直前まで《エフェクト・ヴェーラー》だったのですが、【ジャンド】相手に投入した《ライオウ》が《ライトロード・ハンター ライコウ》に狩られる場面が見られたので差し替えました。
【アライブ剣闘獣】も、伏せ対策は《トラップ・スタン》や《盗賊の七つ道具》といった罠阻害がメジャーであり、場に伏せるデメリットも問題ない範囲と判断しました。
《大天使クリスティア》や《真六武衆−シエン》といったシステムモンスター対策も、ヴェーラーには出来ない役割です。

《御前試合》×3枚
【ジャンド】【六武衆】のメタです。こちらは炎属性のみでシンクロを立てながら戦闘でき、一応《炎塵爆発》で解除も可能です。

《聖なるバリア−ミラーフォース−》
ラヴァルが苦手とする戦法のひとつに、速攻ビートダウンがあります。決勝戦1本目もライオウ・偵察者・暗殺者の3体によってライフを一瞬で消し飛ばされました。
そういったプランを取れるデッキに対しての抑止力として投入します。もしメインに罠を増やすならミラーフォースになるかと思います。



■各デッキ相性
【六武衆】
ビートダウン速度が早く、ライフを守り切るのが難しいため基本的に不利です。
一度場を崩せれば再展開性能は低いので、《炎塵爆発》と《ラヴァル・キャノン》をいかに通すかが鍵です。

【ジャンド】
そもそも展開性能はジャンドの方が高く、《ラヴァルの炎車回し》が紙屑になり《フレムベル・ヘルドッグ》は《ライトロード・ハンター ライコウ》に狩られ……と、良いところがありません。
相手の妨害札は少ないので無理にでもビートダウンを敢行します。《エンシェント・ゴッド・フレムベル》をうまく投げたいところです。

【代行天使】
《神秘の代行者 アース》は《フレムベル・ヘルドッグ》の格好の餌です。
攻撃札は《創造の代行者 ヴィーナス》からの展開と《マスター・ヒュペリオン》と、1枚1枚は強力ですが弾数が少なく、一度弾ければ時間を稼げます。
どこを除去すべきか考えつつ、キャノン爆発までこぎつければ有利に立ち回れます。《ガチガチガンテツ》も《ラヴァルバル・ドラゴン》で容易に対処できます。

【ガジェット】
どんな状況でも《血の代償》をめくられた瞬間9割方負けになります。
《炎塵爆発》があるなら《ラヴァルのマグマ砲兵》で炎属性を1体切っておくなど、できるかぎり対処できる体制をとっておきます。


ちなみに戦績は、
・予選スイス
【スキドレTG】○○
【ライロ】×○○
【暗黒界】×○○
【TG代行】○×○
・本選トナメ
【ガスタ】◯×○
【TG代行】○○
【墓守】×○○

と、傷勝ちが多いものの7-0できました。
【代行天使】が多いとのメタ読みが当たり、【六武衆】【ジャンド】とマッチアップしなかったのが非常に幸運でした。


【ラヴァル】自体は、環境に苦手なデッキジャンルも多く、かもめ亭11.03環境にベストマッチだとは思っていません。
前回の同環境大会で【ドラグニティ】を使ったものの、立ち回りをかなり忘れていてプレイミスを連発してしまい、「少しでも短い練習時間で戦えるデッキを!」ということで選択するに至りました。
所詮はゲートボール大会で、言ってしまえば何が懸かっているわけでもない自己満足です。
結構楽しいので、皆さんも是非昔使っていたデッキや使いたかったデッキを練り直して、遊んでみてください。
posted by Ford at 13:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする